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演者・池永英介の日常&非日常メモ
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10年間の

「人狼ザ・ライブプレイングシアター 10th Anniversary -ROSERIUM-」が、好評のうちに閉幕いたしました。

10周年になぞらえるような10種類、計23ステージが催行されました。


僕はというと、

ノーマルEXGステージの脚本・演出・前説(6ステージ)

ストーリーステージに団長ダンカンとして出演(2ステージ)

パラレルステージに神父ダンカンとして出演(1ステージ)

キャッスルステージにDoctor"B"ダンカンとして出演(1ステージ)

エキスパートステージに団長ダンカンとして出演(3ステージ)

ヴァルハラステージに団長ダンカンとして出演(2ステージ)

という関わり具合でした。

それぞれどういうコンセプトのステージだったのか、というのは省きますが、

23ステージ中9ステージに出演、15ステージに参加だったので結構稼働しましたね。


今公演に限らずですが、僕が仕事に対して抱えている感情は突き詰めると「感謝」と「覚悟」になります。

カンパニーに対しても、お客様に対しても。



これまでの10年間を支えてくださってありがとうございます。

10年間ずっとの方も、途中からの方も、途中までで近頃は離れてしまった方も、

あなたがいるから今があります。

欲を言えば、「途中までで〜」の方はたまに覗きに来て欲しいですが。


ずっとすっとぼけてますが、僕は紛れもなく古参です。

少し自惚れて言えば、中核メンバーのひとりです。

僕(を含めた古参・中核メンバー)の有り様が、「これが人狼TLPTか」と受け取られることを覚悟しています。

何が起こるかわからないアドリブ公演なのに、半端なものは出せません。



覚悟で言うともうひとつ。

大規模なオーディションを勝ち抜いたルーキーたちだけのステージや、ルーキーと古参に挟まれた面々によるステージ。

そして脚本・演出を担当したノーマルEXGステージによる新システムなど、主催の「未来へ進む意志」を強く感じました。

それに呼応して古参の僕がすべきことはなんなのかを考え、覚悟し続けた公演期間でした。

僕なりの答えがなんなのかは、書くと野暮になるのでやめておきます。

願わくば、今後の活動でそれが体現できますように。



僕の演劇人としての人生に欠かせない存在である人狼TLPT。

10年間の感謝と、覚悟を込めて。

10周年、本当におめでとうございます。


ご来場、ご視聴いただいた皆様。

本当にありがとうございます。


そして願わくば、これからもよろしくお願いします。


2022年10月16日

池永英介


劇場入りの日の面々。

これでも全員ではなかったり。

これだけの人数、誰もコロナにかからなかったのは本当に奇跡的なことだったと思います。

古参のみが集められたエキスパートステージ。

全員が意地と誇りと積み重ねをフルスイングでぶつけ合いました。

スリルと安心感が共存した不思議な空間でした。



ヴァルハラステージ。

エキスパート(古参)、イザヴェル(中堅)、ルーキー(新人)からそれぞれ選出された戦士がヴァルハラ(スパースター)とぶつかり合いました。

今公演のラストを飾る演目で、ひとつの到達点。

ここが盛り下がってたまるかと、未来への意志と使命感に満ちた時間でした。

| 人狼TLPT | 18:43 | comments(0) | - |
出演、演出公演のお知らせ2

「今日・明日で投稿します」って言ったのにー!

すみません。うっかり。

一昨日に引き続き、出演と一部演出の公演のお知らせです。

 

人狼ザ・ライブプレイングシアター 10th Anniversary -ROSERIUM-

2022年9月28日(水)〜10月10日(月・祝)

@シアターサンモール

 

公演サイト

http://7th-castle.com/jinrou/10th_anniversary/

 

 

人狼ゲームをガチで戦いながらのアドリブ演劇公演、人狼TLPTの10周年記念公演です。

役者とは、演劇とはという問いと向き合い続けるコンテンツもついに10周年。

僕自身も本当にたくさんのものをいただいた作品です。

全く様相の異なる10種のステージ。

ここまでの10年間を大切にしつつ、11年目にしっかり足を踏み出そうという気概を感じる公演内容になりました。

うちいくつかに出演しつつ、ひとつでは脚本・演出も担当します。

一緒に10年歩んでくれた方も、途中から応援してくれている方も、最近ご無沙汰の方も、全く体験したことがない方も、

全ての方への感謝を伝えながら板に立ちます。

 

チケット一般発売が明日から。

劇場でお会いできることを心待ちにしております。

| 人狼TLPT | 12:57 | comments(0) | - |
任務再開と完遂

人狼ザ・ライブプレイングシアター #45 MISSION4が閉幕いたしました。

無事に、とは言いきれませんが、予定されていた全10ステージを上演することが出来ました。

ご来場、ご視聴いただき本当にありがとうございました。

ニコ生での配信は、タイムシフト期間が三週間ございますのでまだご視聴いただけます。

ぜひご覧いただけますと嬉しいです。


昨年演出を担当した村20から、僕自身の人狼TLPT観が変化していると自覚しています。

その変化に付き合わせ、かなりの苦労をキャストに強いている気がしています。

僕の変化がキャストに波及し、カンパニーや演目としての変化として皆様の目に写るといいのですが、どうなんだろう。

願わくば、その「変化」が「成長」や「進歩」と表現される類いのものであるといいのですが。




この公演で、

ユリウス役の三上俊くん、ソーヤー役の村田翔平くんが通算100回出演を迎えました。

頼れる俳優の節目に立ち合えたことは本当に嬉しかった。

二人ともおめでとう。

これからもよろしく。



全ステージ出演の8人。

彼らがしっかりと屋台骨を支えてくれたおかげで、14人の無法者達が存分に暴れまわれました。

みんな本当にありがとう。





舞台上での自撮り(+α)と、演出助手のたなべさんと、総合プロデューサーの桜庭さん。

公演をする度に思うけど、本当に色んな人に助けてもらってます。


さて。

公演のお知らせでも書きましたが、一昨年の夏に上演予定の演目でした。

あのとき悔しい想いをしましたが、正直ここまで苦境が長くなるとは思っていませんでした。

はっきりした出口は未だに見えていないんだと思います。

僕を含め、人々のエンタメとの向き合い方も変わりました。

この中で僕という演劇人は、人狼TLPTというコンテンツはどう動いていくべきなのか。

答えはわかりません。

ただ、動かずに出口を待っても仕方ないのだろうと思います。

激動の時代。その波にもまれているのはエンタメ業界だけではありません。

皆さんが激流の中で一休みするために掴む木片に、泳ぎきるための浮き具や食べ物になれるようにと変わらず目指しています。


個人的な付き合いも10年目に入った人狼TLPT。

今回の稽古期間は、試行錯誤と新発見の連続でした。

それが僕の変化に由来するものなのかわかりませんが、10年目でも開ける新しい扉があることにひそかに感動しました。

次に皆様とお会いするときには、変化を恐れずまた新しい扉をくぐっていたいと思います。

皆様の余暇のひとつでいられますように。


改めまして、

ご来場ご視聴本当にありがとうございました。


さて、打ち上げだー!(数時間後にリモート打ち上げ配信があります)


人狼TLPT #45 MISSION4

演出・ダンカン役 池永英介





追伸。

Twitterではすでにお知らせしましたが、5月に出演する舞台の情報が解禁されました。

また改めてお知らせ記事を書きますね。

| 人狼TLPT | 17:11 | comments(0) | - |
出演、演出公演のお知らせ

2022年初投稿。

1月が終わろうとしているのでなにも威張れませんが、ここ数年疎かにしていた「出演舞台のお知らせをブログに載せる」というのを今年は心掛けようと思っております。


ということで、情報が出揃ったようなのでお知らせを。


来月、人狼TLPTの最新公演に演出と出演で参加いたします。

演目は、2020年8月に中止となった「MISSION 4」。

超高額ドラッグを巡る悪党たちの殺し合いです。


現状は有観客公演を予定しておりまして、チケットも本日から発売になりました。

とは言えこのご時世。劇場へ足を運ぶことへの抵抗もあるかと思います。

僕たちは劇場に立つことが仕事ですので、立てるよう祈るばかりではありますが、

皆様はぜひ皆様の納得できる距離感でこの公演を見守っていただけたらと思います。

コロナ禍以降の人狼TLPTは全ステージ配信することが常ではあるのでおそらく今回も配信はあるんだろうと勝手に予想はしています。未発表なのであくまで予想ですが。

詳細は公式サイトをご参照ください。

http://7th-castle.com/jinrou/perform.php?045



一年半前の中止公演のメンバー勢揃い、とはいきませんでした。

やっぱり座組というのは一期一会のものだなぁとしみじみ感じています。

残念な気持ちは正直ありますが、新参加のメンバーもいますし、一年半前を凌駕する作品にすることが演出として、いち出演者としての命題だと心得て頑張ります。


ぜひご検討くださいませ。

| 人狼TLPT | 18:59 | comments(0) | - |
開幕
深夜テンションなので消すかもですが…。




人狼ザ・ライブプレイングシアター #44 VillageXX(20)の再演が開幕します。

今年5月の初演に引き続き演出を担当しているのですが、ともすれば初演の前夜よりそわそわしています。

何の巡り合わせか、ここ1〜2年で再演の演出を何度も担当しています。
「WAR→P! to クトゥルフ神話TRPG 救世之宴」が2019年に初演、2020年に再演。中止になってしまいましたが2021年にオンライン化再演。
「人狼TLPT Village 雪の花咲ける村」が2014年に初演、2020年に再演。
「WAR→P! in Troupe ONLINE 雛鳥の巣立ち」が2020年に初演、2021年に再演。
そして、今作。

僕にとって演出の仕事は葛藤の連続ですが、再演ものはことさらそうかもしれません。
出演者たちと向き合い、想像の中でお客様たちと向き合い、自分自身と向き合い、そして過去の自分とも向き合う。
ひたすら向き合って、見つめて、自分の場所と形を確かめているはずなのに、気付くと自分自身だけが輪郭を失ったような感覚に陥ります。

失った輪郭を与え直してくれるのは、いつも皆さんです。
人狼TLPTが10年目に突入という節目を迎え、僕自身も間もなく大きな節目を迎えようとしています。
早く皆さんと出会って形を取り戻したい気持ちと、皆さんに愛してもらえる形になっているだろうかという不安がない交ぜ。
それでそわそわしているのかもしれません。

寝て起きたら落ち着いているだろう。
落ち着いていなくてもこんなもやもやは、出演者たちが軽く吹き飛ばしてくれるだろう。
そう信じられる座組に恵まれました。
明日からの熱戦をともに見守っていただけますように。



開幕を待つ団長。
| 人狼TLPT | 23:23 | comments(0) | - |
人狼TLPT EXAM
開催のお知らせもしそびれてしまいましたが、
人狼ザ・ライブプレイングシアター EXAM
に出演いたしました。

諸事情から配信限定での上演となった今作。
「EXAM」としては三度目の公演となりました。

百戦錬磨のいつものメンバーも沢山でしたが、
ルーキーが三人も参加してくれたことが本当に嬉しい公演でした。
新しい刺激も得られるし、「ルーキーに伝わりやすい言葉」を探す作業はそのまま「お客さんに伝わりやすい言葉」を探すのと同じこと。やりがいを強く感じました。


トリニティ役の七海とろろさん。
アルティメット人狼や人狼TLPTSの公演にも出演歴があり、さすがのゲーム力。
キャラクターも芝居も素晴らしく、ルーキーとは思えないほどでした。


カミラ役の石本未紗さん。
ゲームも芝居も極めて真摯に取り組んでいて、舞台度胸も兼ね備えた素敵な女優さんでした。
発語がきれいなのも素晴らしかった。

もうひとり、写真を撮りそびれてしまいましたが、コーデリア役の吉田早希さん。
カミラ同様芝居もゲームもとても真摯で、パッと見のキャラクターに似つかわしくない思いきりのよさと内包するエネルギーが魅力的でした。


書ききれないけど久々に参加する面々もいて、敵味方関係なく全員が助け合って進む様はまさにEXAMのコンセプトそのものだったように思います。

たくさんのご視聴、オンラインメッセージありがとうございました。
タイムシフトが三週間あるので、まだまだご視聴間に合います。
暑い夏、ご自宅時間のお供にぜひ。
僕は第1〜第7の計7ステージに出演しています。




配信限定公演を終え、次回公演の情報も発表されました。
5月に上演した「VILLAGE XX」の再演を10月に上演いたします。
初演に引き続き演出を担当することになりました。
まだまだ情勢がどう変わるのかわかりませんが、上演できることを信じて準備したいと思います。
皆様の選んだ場所から応援していただけましたら幸いです。
| 人狼TLPT | 19:22 | comments(0) | - |
名もなき村を終えて
「人狼ザ・ライブプレイングシアター #42 VillageXX」が昨日閉幕しました。
相変わらずのブログ無精で開催のお知らせすら出来ず仕舞いでしたが、演出と出演で参加しておりました。

定番の村シリーズも今回で20個目。キリのいい数字。
いったいどんなサブタイトルがつくのだろうと思っていたら、なんとサブタイトルなし。
その意図を想像するところから、今回の演出業務は始まります。
辿り着いたキーワードは「原点回帰」でした。

人狼TLPTが始まって8年半。
僕が参加して8年と少し。
当時の僕らにあって、今の僕らが失った魅力はないだろうか。それを見付けて取り戻すこと。
当時から目指していたはずだけど、掴めないまま忘れてしまったものはないだろうか。それを思い出して今こそ目指すこと。
僕自身の人狼TLPT観を聖域なく見つめ直すような三週間になりました。





舞台セットと、千秋楽の面々。
ここに写っていないキャストも含め、全員で苦しみ作り上げたサブタイトルのない村。
まだまだ突き詰められることは無数にあるのだろうけど、ひとつの成果は出せたと感じています。
今回苦しんだことが、今後の人狼TLPTにいい影響を与えてくれることを願うばかりです。



団長ダンカン、衣裳をリニューアルしてみました。
ちょっと強そうになりました。



最後に。
千秋楽は出演していませんでしたが、カーテンコールで演出として挨拶させていただきました。
今公演をご覧いただいた方にはもちろんですが、ご覧いただけなかった方にも伝えたいメッセージだったので、少し整理して、言葉を足して記しておこうと思います。


ご来場、ご視聴、有形無形の応援本当にありがとうございました。
おかげさまでキャスト・スタッフ誰一人欠けることなく、全10公演を終えることが出来ました。
「無事に」とはまだ言えません。これからの2週間もそれ以降も、座組とご来場の皆様が健やかであることを願うばかりです。

有観客公演となったことは、演劇人として率直に嬉しかったです。
ご時世柄賛否あることは理解しています。今回劇場での観劇を選んだ方も、配信観劇を選んだ方も、そもそも観ないことを選んだ方も、葛藤の末の決断だと思います。
頂戴したメッセージやSNSで、「申し訳ない」という言葉を散見しました。
「今日しか劇場に行けない」「今公演は配信だけ」。きっと「余裕がなくて配信も観られない」という方もいたでしょう。
どうかそれを気に病まないでください。
あなたの選択は正しいです。
もちろん「申し訳ない」と思っていないあなたの選択も正しいです。
「あなたの余暇の一部でありたい」「楽しみな予定のひとつでありたい」と常々思っています。
無理してまで追いかけようとしてしまうと、いつしか「義務」になり「面倒な用事」になってしまいます。
「観劇」と「申し訳ない気持ち」が結び付いて、観劇が嫌いになってしまうかもしれません。
僕はそれが悲しいし、怖いです。
もちろんあくまで「余暇の一部」ですから、他に楽しいことを見付けたり飽きたりした方を引き留めようとは思いません。
観劇をしたいあまりに観劇が嫌いになるということが嫌なのです。
あなたの選択は、正しいです。
その選択をしたあなたを、どうかほめてあげてください。
そしてまた気兼ねなく、どこへでも行ける日を楽しみにしていてください。
そのときにも、僕たちは舞台でばかばかしいことをきっとしていますから、予定のひとつにしてみてください。

立ち上げから8年半。
「謎のコンテンツ」だった当時と比べると、認知度も環境もなにもかもが違います。
ここまで来られたこと、なにより昨年からのエンタメ業界大打撃でもなんとか存続できていることは、これまで出逢ってくれたあなたのおかげです。本当にありがとうございます。
長く応援していただいているあなたへと同じくらい、最近出逢ってくれたあなたにも感謝をしています。
数あるエンタメの中から僕たちを選んで時間を割いてくださったこと、本当にありがとうございます。
長く応援してくれているあなたのおかげで、これまでがあります。
新しく興味を持ってくれたあなたのおかげで、これからを夢見ることができます。
これまでに感謝して、これからを信じて、今できることをしっかり見つめて行きたいと思います。
よろしければお付き合いください。


人狼TLPT #42 VillageXX 閉幕によせて
演出・団長ダンカン役
池永英介
| 人狼TLPT | 16:55 | comments(0) | - |
深海生活を終えて
二週間前の11月29日、「人狼TLPT DEPTH3 贖罪の海 〜SinK〜」が閉幕いたしました。
閉幕報告遅くない?って、自分でも思いますが、今回に関してはこのタイミングにしようとあらかじめ決めていました。
ほんとですよ。ほんと。

閉幕から二週間経った現時点で、僕や家族に体調の不良はありません。
出演者含め関係者に体調不良者が出たという報せもありませんでした。
ご来場のお客様全員が健やかにお過ごしかまではわかりませんが、少なくともクラスター発生などということにはなっていないようです。
無事に閉幕と胸を張って言えるようになりました。

たくさんのご来場、ご視聴本当にありがとうございました。


今公演では演出助手としてお手伝いをしながら全ステージに出演させていただきました。
役柄は「DEPTH2」で演じた「DoctorB」。
「前回結構やり尽くした気がするなぁ。まだやれることあるんだろうか」などと思っていましたが、とんだ思い上がりでした。
やれることは山のように、いえ、海のように深く広大でした。
僕自身が前作からの四年余りで培ったことの影響もあったか、見える景色はかなり違いました。
稽古前の思い上がった僕を助走をつけて殴りたい。


生身のお客様に相対するのは、9ヶ月ぶりでしょうか。
人狼TLPTの名古屋公演以来かなと思います。
舞台袖から、また舞台上でお客様の気配を感じたとき、本当に感動しました。

いつまた舞台に立てるのだろう。
いつまたみなさんと楽しい時間を共有できるのだろう。
かつての形に戻ることはもう無いのかもしれない。
そんな不安は尽きませんが、それでも今公演に立てたということが確かな手応えになっていくような気がします。

稽古の二週間で深海へ潜り、
本番の二週間はそこで過ごし、
閉幕後の二週間で地上へ帰還。
次の場所はどこだろう。
それがどんな場所でも、これからも皆様と一緒に楽しめる場所でありますように。
| 人狼TLPT | 17:26 | comments(0) | - |
この気持ちが薄れる前に
あまりまとまっていないのですが、まとまらない状態でアウトプットすることに意味があるような気がして書いてしまいます。
そのうち冷静になって消すかもしれませんが。


人狼TLPT MISSION4が中止になり、ぽっかり空いた二週間。
主催のオラクルナイツさんが配信番組強化週間を実施しました。
SUMMER RUSH 2020と題したこの企画は、MISSION4に出演予定だった俳優たちによるトーク番組やZOOMを使った人狼ゲーム番組などバラエティに富んだものでした。

率直に、沢山の気付きがあった有意義な期間でした。
自宅から配信で毎日のように公演に参加する(厳密には公演じゃないですが)ということも、ZOOMでの人狼ゲームも初めて。芝居抜きでの人狼ゲームをこんなに続けてやったのも初めてかも知れません。

ゲームのことで言えば、総じてみんないつもより鋭かったように思います。
初日の印象で人間が人狼を追い詰めいるのもしばしばでしたし、狂陣の予言者が人狼に人間と言えたり人狼が名乗り出ていない能力者を襲撃出来たりも多かったように感じます。
かくいう僕も、推理が当たっていることが普段より多かった体感です。
ZOOMの画面上でプレイヤーの表情を一覧で見比べられていることや、芝居をせずにゲームに集中していることなどが要因なのかなと思います。ただの偶然かも知れませんが。
視覚情報が平面的になるせいで、議論の進行が平坦に感じたり投票など一部の内容は覚えづらかったりと苦労したこともありましたが。

スタッフの皆様含め、座組のことがいっそう尊敬できた期間でもありました。
公演の中止が決まって辛くないはずがないのに、役者からもスタッフからもこぞって「代わりにこういうことが出来ないか」「ああいうことをやったらいいんじゃないか」という声が飛び交いました。
MISSION4に関わっていない人狼TLPTキャストからも「何か力になれないか」とたくさんの声が上がりました。
人狼ゲーム番組中は普段の稽古や本番ではなかなかしないような話もたくさん出て、この座組の一員である幸運への感謝を新たにしました。

一番の気付きは、皆さんの存在の大きさかもしれません。
SUMMER RUSHも、たくさんの方に見守っていただいてとてもありがたかった。
タイムシフト期間が長いのでこれからご覧になるという方もいらっしゃるかもしれませんが、お付き合いいただき本当にありがとうございました。
でも、何かが足りない。それは、皆さんの顔が見えないことだなと思いました。(物理的な意味じゃないです)
WAR→P!にせよ、ワルダクミノヒロバにせよ、僕はお客さんの顔が見える公演が大好きです。
僕たちのバカバカしいことを皆さんがどんな風に受け取ったのか。その反応を感じることが、僕にとっての演劇の魅力の大きな一つです。
それはずっと前から自覚していたけれど、自分が思うよりも大きくなってるんだと気付かされました。
画面越しの公演は、皆さんの熱が伝わってきません。ニコ生のコメントは盛り上がっていたと聞きますので、楽しんでいただけたんだろうとホッとはしていますが、そのコメントは僕たちにはわかりません。
6月の涙雨村でその寂しさを覚え、8月こそはと期待していたからこそかも知れませんが、いつも閉幕後に感じるものとは少し異質の寂しさを感じています。

皆さん、お元気ですか?
僕はお陰様で元気です。
元気だということを、画面越しにお伝え出来たんじゃないかなと思います。
皆さんがお元気かどうか、僕にはちょっとわかりません。
それが少し心配で、寂しいです。

我慢の時期が続きます。
でもただ耐えてじっとするのではなく、皆さんの顔が見られる方法を模索していきたいと思います。


改めまして、人狼TLPT SUMMER RUSH 2020、お付き合いいただきありがとうございました。

| 人狼TLPT | 17:23 | comments(0) | - |
中断
8月5日より予定されていました、「人狼ザ・ライブプレイングシアター #40 MISSION 4」の全公演中止が発表されました。
その目的は、新型コロナウイルス感染拡大防止。
経緯と今後の対応につきましては、公演公式サイトに詳しいのでご参照ください。
http://7th-castle.com/jinrou/


演出として依頼をいただいたときから、この結末の可能性は覚悟していました。
演出としてこれを防ぐには何が出来るのか、職分として少ないながらも考えて実践した10日間でした。
力及ばず。残念です。悔しいです。
最悪の結末は「公演を決行してお客様に感染させてしまうこと」だと思うので、それを回避できただけで最悪ではない。
と、頭ではわかっているのですが、気持ちはやっぱり悔しいです。
僕の自慢の悪党どもを、愛すべきクズどもをみんなに見てもらいたかった。


昨夜、夢を見ました。
MISSION4のキャストがたくさん集まって、楽しそうに遊んでいました。
あれは叶わなかった願望の表れなのか、いや。そんなことにしてはいけない。
公式の発表は「全公演中止」ですが、僕は、少なくとも僕だけは「中断」と思うことにします。
いつか必ずやりとげる。そのための中断。
任務は失敗していない。成功への途中。
作戦決行の合図が出たそのときに、我々も皆様もみな健やかに集まれますように。




合図を待つ悪党たちを添えて。



人狼TLPT #40 MISSION 4 演出
池永英介
| 人狼TLPT | 14:25 | comments(0) | - |